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一切のシンクロを禁ず
【はげたかの餌食】
はげたかの餌食
先日残念ながら絶版となってしまいましたはげたかの餌食ですが、このゲームは私のドイツゲームの入り口になったゲームでもあります。
【どぼん】以外で集まれるゲームを探していた私はドイツゲームにたどり着き、このゲームを含め【ごきぶりポーカー】【ニムト】【ボーナンザ】【操り人形】などをまとめて買って、友達を集めてゲーム会を催していました。
思宴会の前身です。
ごきぶりポーカーは大好評でした。
このゲームは普段ゲームを遊ばない人と遊んで未だにウケなかった事がありません。
個人的には鉄板パーティーゲームなのですが、ゲーム好きな人たちとオープンなゲーム会などで遊ぶとそれほど盛り上がらなかったりする非常に不思議なゲームです。
ボーナンザは女性に好評でした。
慣れてきた頃に出した操り人形は時間こそ掛かりましたが、これも大盛況で以後最もリクエストの多いタイトルになりました。
不評だったのがニムトと、このはげたかの餌食です。

不評というのは若干言い過ぎかもしれません。
面白い、という声は聞くことができたのです。
しかし、ごきぶりポーカーほどの爆発力はなく、操り人形のようなわかり易い戦略性も感じる事ができず、しばらくお蔵入りしました。
この2つのゲームは何故負けたのかわからない、結局運では?という印象に包まれてしまい、その後は【カルカソンヌ】や【チャイナ】のような陣取りや【クーハンデル】【モダンアート】といった競りゲームも購入し、面白い(気に入った)ものだけを気に入った人が遊べば良い、という今現在の思宴会の風土がすでにでき上がりつつありました。

しかしそんな中でもニムトが再び遊ばれ、再評価されるまでには時間はかからなかったのです。
ニムトはヤンファーの友人夫妻の娘さん達と遊んでみたところ大好評で、その日だけで何度も何度も繰り返し遊ばれました。
どうにも彼女達には「どうやってもダメな時はダメ」という不条理さが逆に魅力に映ったようです。
結局そのニムトはそのご家族にプレゼントしてしまい、しばらくして再度購入する頃にはニムトの「下をくぐる」という概念が私にもわかりかけて来ており、その後もっとも出動回数の多い多人数ゲームの地位を不動のものとしました。

さて、はげたかの餌食ですがかなり長い間ほっておかれていたように思います。
しかし、世間では評判の高いゲーム。
ゲームがつまらない理由の90%は人間がつまらないからである、とは誰の言葉だったでしょうか。
その面白さを私だけが享受できないなんて自分で自分が許せません。
面白くなければ面白くなるまで遊ぶか、ルールをいじって面白くするまでです。

私ははげたかの断食というローカルルール(大したルールではない)をでっちあげ、ヤンファーと2人ででも遊べるようにし、時折このゲームを出して遊んでみる事にしました。
「夢中になる!トランプの本」を読み、【ゴップ】というはげたかの餌食の元ネタを知ったのも丁度この頃だったと思います。
そして3人寄ればはげたかの餌食という格言が出そうなぐらい(出ませんでしたが)3人以上集まったらとりあえずこのゲームを出しました。
初めて遊ぶ人は第1ディールからほぼ100%の確率でキョトーンとしていましたが、私たちは点数をつけての10回戦勝負など今ではおおよそ考えられないような遊び方をし、終わる頃には心理の読み合いを楽しめるようになっていました。

当時の面子には私を含めカウンティングの得意な人間は一人としていませんでした。
なので、みんなが使ったカードを覚えておけばバッティングも防げるし効率的に得点できる、という事は頭ではわかっていても実践された事は一度もありません。
そこで自然とはげたかの餌食ははったりや腹を探り合う為の会話を楽しむゲームになっていったのであります。
A「おまえもう15使ってたよな?」
B「まだ使ってないよ」
C「いやBが使ったのは見た。15は全員使ったろ。」
D「Aは14まだ使ってないよね。」
A「そういうDこそ14使いたいんじゃないの~?」
B「オレまだ15持ってんだけど。」
A「いや、もういいから。」
D「次14出すわ。」
A「じゃあ、オレも14。」
B「ハイハイ、勝手にしてね。せーの・・・・」
で、結局Cが15を出したりしてましたから私達の記憶力の鈍さは特筆ものです。
しかし、はげたかの餌食は不思議ちゃんゲームから人気ゲームへと変貌を遂げました。
(実際には変わったのはゲームではなく私達の方ですが。。。)

しかし実際、愛好家?の間ではどのように遊ばれているんでしょうね。
シーンと押し黙って、カウンティングと心理戦に集中して遊ぶものなのでしょうか(^^;
勝ち負けにとことん拘ってそういう遊び方をするのも良さそうですよねー。
まっちゃんさん達と贅沢に2デッキ使って6人以上で遊んだのも面白かったです。

私はこのゲームを遊ぶとどうしても最終的に勝つことより、何とか他人がバッティングしたラウンドで漁夫の利を得られないかというようなことばかり考えてカードプレイしてしまい、ほとんど勝てた試しがありません。
しかしそのわけのわからない私の思考回路が他プレーヤーとのバッティングを防いでくれているのも事実です。私の相場観は一見ぐちゃぐちゃなようで本質的にもぐちゃぐちゃですよ~(というアピールをする盤外戦!)。

初めて遊ぶ人にとっては、どのカードを使うのが平均的なのか、つまりバッティングし易そうなのかという相場が掴みにくい(というかそういう考えにまで及ばない事だってありますよね)のが難点なのかも知れません。
それがわからないと面白くも何ともないですもんね。
ゲーム前にそれを上手く説明する方法って何かあるのでしょうかね。

得点カードは15枚(1~10、-1~-5)。
カードの総得点数は40(=55-15)。
① カード1枚の平均価値を40÷15=約2.66としてみます。
5人で遊んだ場合、平均3枚のカードを取ると考えると平均点は2.66×3=7.98=約8という事になりますでしょうか。
② 5人で遊んだ場合、プラスカードを2枚、マイナスカードを1枚取ったと考えると、プラスカードの平均値5.5×2枚で11、マイナスカードの平均値3を引くとやっぱり平均得点は8と出ます。
3人の場合は・・①2.66×5枚=13.3
          ②5.5×3.33枚-3×1.66枚=18.32-4.98=13.34
4人の場合は・・①2.66×3.75枚=9.975
          ②5.5×2.5枚-3×1.25枚=13.75-3.75=10

という事ではげたかの餌食の平均点は
3人プレイ・・・13.3点
4人プレイ・・・10点
5人プレイ・・・8点
という計算は合っているのか・・?^^;
もちろん目標点は平均点とは違います。
平均点より多い直近の整数を1位を取る為の最低目標点数として
3人で14点以上、4人で11点以上、5人では9点以上を少なくとも狙うのが基本線、という考え方はどうでしょうかね。
勿論実際のゲームでは偏りが出るので一人で20点持っているプレーヤーの隣に、マイナスカードばっかり獲得しているお腹を空かせたはげたか君がいたりするわけですが・・・。
しかし例えば3人で遊んでいる場合において、最初から最終目標得点を7~8点に定めているプレーヤーの心理は非常に読みづらい気がします。
そしてそういうプレーヤーは出すカードは読まれにくくてもきっと勝てないのではないかとも思うんです。
7~8点で良いのであればマイナスカードもやすやすと引き受けることができますし、15や14を2点、3点のカードに使って確実に数枚取り、マイナスも2枚ほど引き受けて達成できます。
この時、他プレーヤーのいずれかないし両方は7~10点の高得点カードと1枚以下のマイナスカードでゆうゆう10点越えではないでしょうか。

このゲームでは「バッティングしない」為の計算(含カウンティング)と同時に「勝つために○○点取る!」という断固たる決意が求められているような気がしてなりません。
点数の○○の部分を埋めるには経験が必要ですが、決意と計算はその場で用意できるものです。
そしてその2つは実に上手く絡み合っているのがこのゲームの最大の肝ではないかと私は考えます。
なんとしても点を取る!と感情が高ぶってこそ相手にとって最も読みやすい美味しい心理状態が出来上がるわけですから・・・。








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