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思宴会で話題になった事、特定ゲームの戦術、メンバーの近況、はたまた会自体とは何の関係性もないくだらない雑談までこちらの【珈琲ハウス】カテゴリーで扱っていこうかと思います。



カテゴリー1回目の記事は思宴会の前身でもあります「どぼん会」についてです。
前身といっても現在思宴会に来て下さっている皆さんの中でどぼんプレーヤーは一人もいないのですけどね^^
思宴会とどぼん会の最も大きな違いは前者がゲームサークルであるのに対して、後者がギャンブルサークルであるという事です。どこかで集まってゲームをするというところは同じですし、楽しく遊ぶというその雰囲気も似たようなものですが、やはりこの点は大きな違いであったように思います。
「賭ける」という行為が含まれるとゲームの性質は一変します。
退屈なシステムのゲームでもあっと言う間にエキサイティングなギャンブルに変わる可能性を持っているわけですから不思議なものです。勝ち負けへのこだわりが明確になるのですよね。
ゲームは勝ち負けが全てではないと思いますが、勝敗がゲームの妙味の根幹であるという事はやはりここではっきりさせられるわけです。
現在では私は一切のギャンブルをやらなくなってしまいました。
理由は大きく2つあります。
賭けてしまうとそのゲームの持つ本質的な面白さがわからなくなるからというのがひとつ、もうひとつはヤンファーがいかなるギャンブルをも忌み嫌っているからであります。

さて、どぼん会は内輪ゲーム会でしたが、色々なゲームを知るとか、腕を上げるとかそういった事よりとにかくギャンブルを楽しむ会でした。定期的な集まりがあるわけではなく、2~3ヶ月に1回お誘いメールが届き、いそいそと出かけて行くわけです。
大体、集まるのは23時~24時。場所は専ら誰かの家。私の部屋を提供した事もあったかも知れません。翌日は確実につぶれるので休日前夜の開催になります。この為、なかなかメンバーの予定が合わず定期開催が難しかったのです。

種目は決まって【どぼん】でした。
どぼんという名前のゲームは現在私の知る限り2つあるようです。
ひとつは【ブラックジャック】の様に数字を足していき、バーストしないように気をつけながら目標値に近づけていくゲーム。目標値を超えてしまったら「どぼん」です。
もうひとつは【アメリカンページワン】に似たゲームで上がりの形だけが違うストップ系ゲーム。
私達が遊んでいたものは後者です。
どうやら全国的にかなり有名なゲームなようです。
しかし、このゲームは【ナポレオン】や【大貧民】のようにローカルルールが山の様に存在し、全国各地からどぼんプレーヤーを集めてルールを聞いたら全員が違う事を主張してゲームができない、そんなタイプのゲームです。

ローカルルールを含めたルールはこちら^^

レートは1ディール100ですが山が無くなったら倍々に増えていきます。
最高で1ディール6400になった事がありますが、ここまで来ると誰も笑えなくなります。
天井を設定していないのでどこまで上がっていくのかわからないからです。

とは言え1000を超えるディールは一晩でせいぜい4~5回であとはちまちました可愛い勝負が続きます。
プレーヤーの腕前はまちまちで集まる人間もその日によって違い、初対面の人や未経験者と遊んだ事もありますが、毎回参加する人間の何人かはかなりの猛者でした。
他の全てのギャンブル同様、基本的な戦略の根幹にあるのはとにかく一晩をプラスで終える事です。
4~5人で遊ぶ事が多かったのですが、とにかく勝つことよりも負けないことに重点を置いて考えなければなりません。
どぼんさえされなければどんなにヒドイ手札でも収支は0だからです。
勝てるときに勝ち、勝てそうもない時はのらりくらりとかわすのが基本路線となります。

初めて遊ぶ人はこの考え方がわからず、とにかく全ディールで上がろうとやっきになります。
上がろうとする、という事は手札を減らしどぼんできる形を作ろうとするという事です。
言うまでもなく自分が手札を捨てた時、他に手札2枚以下のプレーヤーがいたら赤信号です。
もちろん上がられにくいカードというものはあります。
2を除く素数です。
しかし、それも限界があります。相手が素数で待っていないという保証はどこにもなく、またそのカードが通ったからと言って収入があるわけではないのです。ハイリスク・ノーリターンな手筋と言えます。
ですので慣れてくると皆手札が2枚以下のプレーヤーがいる場合では、一切カードを捨てなくなるわけです。
これぞどぼんです。

この状態になるまでに初心者には必ず上記の話をします。
手札2枚のプレーヤーがいたら警戒しろ、自分からカードを捨てずチャンスをうかがえ、とわざわざ教えます。
そうしないと次のステップであるブラフ要素に進めないからです。
ブラフを使う前段階レベルのプレーヤーがいるとそのプレーヤーがひたすら負けまくる事になります。
それはそれで良いのですが(勝負の世界は厳しいのです)、自分が勝つも他人が勝つもハンドを早く作る運勝負になり、収支の計算が立ちません。
固く勝つためには初心者をわざとひとつ上のステージに引き上げる必要があります。

どぼんのブラフ要素を楽しみ、且つ勝利の為に利用するには最低でももうひとつ「どぼん返し」について理解しなければなりません。
このゲームの最も安全でそして唯一確実な勝ち方が「どぼん返し」です。
基本的にはどぼん返しを狙うゲームだと言っても良いでしょう。

2・10・Qの手札を持っていて手番が来たとしたら、捨てられるカードをどれでも捨てて「どぼん返し待ち」状態です。
これは理想形です。
最もいい形は2を捨てた場合でしょう。ドロツーなので下家は2枚強制補充ですが、それを嫌がり2を出してくる可能性があるからです。下家の残り手札が3枚以上ならばどぼん返しは物理的に不可能なので安心してどぼんできます。
しかし、逆に下家が2でドロツーを流した結果、手札が2枚になった場合はどうでしょう?
どぼんすべきでしょうか?
こっちの手札が2枚である事を承知で2を捨てたわけです。2は比較的作りやすいランクです。
こんな危ない捨て方をするでしょうか?ここでどぼんをして返されたら折角の好形が2倍負けという結末を迎える事になります。。。。
私ならここは見送ります。やはり負けないことが大切なゲームだからです。
それに流されたドロツーはドロフォーとなりもうひとつ左のプレーヤーへと移ります。
このプレーヤーが2でドロフォーを流す事も可能です。ここで残り手札が3枚以上であればどぼんすれば良いんです。どぼんはいつでも行えますし、誰から上がっても収入は等しく入ってきます。
そうでなくてもこのプレーヤーは4枚の手札を補充する義務を負いますから狙い目です。
とにかく負けないことが第1なのです。

4人で遊んでいて単純に4ディールに1回勝ったとしましょう。
残りの3回のうち1回も負けなければ4ディール毎に最低100を積む事ができます。
一晩で80ディールくらいはしますからプラス2000です。
これは最低額で、山が切れればレートは倍々になりますし、どぼん返しでも倍になります。
勿論1回も負けないというのは難しい事なのですが、それでも一晩で最も勝ちこんだプレーヤーの平均額は4000~5000くらい。
麻雀などよりは可愛い額ではないでしょうか。

ある時、どぼんを初めて遊ぶという大学生が予習と称し、2枚のカードででき得るランクの組み合わせパターンとその確率をエクセルでまとめた資料を持ってきました。
そんな事をした人間は未だかつて一人もいなかったので驚きましたが、私も彼がそのデータを使って一体どんなプレーをするのか非常に興味がありました。
そもそも危ないカードを避ければ確率的に勝率が高まる、というのが彼の持論でした。
その統計表によると1が最もどぼんされやすいカードで決して出してはならない、と言うのです。
しかし、実際に1をどぼんするなんて場面は実戦では見かけることがまずありません。
1というカードはスキップです。
4人で遊んでいる場合、1を出すと手番は対面に移ります。もう1枚出せば手番はまた自分のところに戻ってきます。
ですから2枚の1と同スートのカードを1枚以上つけて3枚以上のセットで出す事ができるのです。
これが基本的な出し方です。この場合1をさらす事はありません。
故に1でどぼんされる場面は滅多に見かけないのです。
このような使い方ができるとき以外では基本的に1は出さずに温存されます。
たとえ出せるカードが1しかなくても私なら出さずに1枚補充します。
1は貴重なカードです。
もし1を3枚と5を1枚持っていたとしましょう。
手札は4枚ですから他プレーヤーはほぼ無警戒で8を出したりしてくれます。
さらに9以上のカードには引きどぼんがあります。
また手札が10枚を大きく超えてしまった場合、5枚以上のカードをいっぺんに出せるのは1を2枚使った前述の方法以外にはありません。(4人時のみですが)
2枚でどぼんできる「確率」なんて最早幻想に過ぎなかったわけです。

最も面白いゲームは何かという質問に「麻雀」という答えがしばしば返ってきます。
しかし、麻雀をギャンブルから乖離して考えた場合、果たして同じ答えが返ってくるでしょうか.
もちろんゲームの好みなんて十人十色、千差万別なわけですが。
同じような理由で「どぼん」のゲームとしての面白さには疑問符がつきます。
私が食傷気味であるという点を考慮しても、多くのカードゲームに比べ見劣りする出来(子供と遊ぶのには非常に優れたゲームであると思います。)ではないかと。
しかし、たった1ディール100の付加価値がゲームの性質を大きく変えました。
私達は実に10年間のギャンブルを「どぼん」にゆだねていたのです。

                                                   続く


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