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2008.10.20 喫茶トランプ
プレイングカードの魅力のひとつは世界中の人とゲームを通して交流できる、ということです。
先日はドイツ人のお友達、トビやんにドイツではスカートに次ぐ人気を誇るというドッペルコップの講習をしてもらいました。
題して【ネイティヴに地元ゲームを教わる会】
ドッペルコップ・シャーフコップ
(アレックスと遊んだ【ファイブハンドレッド】を第1回とすると今回は第2回ですね。)
場所:都内某喫茶会議スペース。
参加者(敬称略・順不同)「考える猫」、トビやん、へべれけ、まっちゃん、ふくち

美味しい珈琲を飲みながら、ゆったりカードができるこの企画はなかなか当たりでしたね!
会議室に用意されたホワイトボードはインストに大活躍しました。

とは言えやはり一般的に広く浸透しているゲームというのは、ルールが煩雑で1から覚えるのには難しいものばかり。
八十分然り、闘地主然り、スカート然り、ナポレオン然り・・・大貧民だってローカルルールまで全部説明したら、ストップ系に馴染みの無い人からしてみればかなり難しいゲームに映ると思います。
ですので今回はトビやんの発案により、まず【シャーフコップ】という割かし易しめなゲームから覚えることになりました。
シャーフコップ(schafkopf)は英語で言うとsheephead、日本語で言うと羊の頭、という意味だそうで。
なかなか面白いネーミングセンスです^^
ちなみにドッペルコップ(doppelkopf)は、2つの頭という意味らしいです。これはデッキが2パックだからでしょうね。

シャーフコップもドッペルコップもスートランクと点札の点数はスカートと同じ。
の順に強く
A=11、10=10、K=4、Q=3、J=2 となっています。
カードはA・K~7までのスカートデッキ32枚1組を使用。
トリックテイキングゲームをし、ペアで120点中61点以上を集める事を目標にします。

序盤から「なぜ10が強いのか」という誰からかの質問が火種になってインスト中も色々な話に飛び火し、インスト自体は遅々として進みませんでしたが、この和気藹々な感覚はなかなか得がたい貴重なものですね。
とっても幸せな時間だと思います。
まあなぜ10が強いのか、という疑問は結局解決しませんでしたが、点数をわかり易くする為に10を10点にし、ゲームバランスを整えるのに強くしたのでは?とか、絵札4枚の地方札では10も絵札だったのでその名残りでは?(絵札の強さはゲームによって変わる)など諸説入り乱れ、盛り上がりました。

シャーフコップでは、特別なビッドが無い限り、ハートは基本的にいつも切札、4枚のJとQも基本的にいつも切札です。
だから全てのJとQは常にハートとなります。
だからと言ってハートのJ、Qが他のJ、Qより強いわけではないので(他のゲームに慣れている人は)注意。あくまで強さはの順なのです。

まずは手始めに「Aゲーム」のビッディングについて教わりました。
ディーラーの左隣からペア選択をするかパスするかを決めます。
ペア選択の仕方は、自分が1枚以上持っている切札(ハート)以外のスートのAを指定します。
そのAを持っている人とペアを組むという宣言です。
つまりクラブ、スペード、ダイヤのいずれかのAを指定するという事ですね。そのスートのカードは必ず1枚以上持っていなければならず、もちろんそのAを自分で持っている場合は指定できません。

指定されたAを持っている人は、自分がディクレアラーのペアである事を発言してはなりません。
シャーフコップも後述のドッペルコップも、ナポレオンのようにペアが誰かわからないまま進むトリックテイキングゲームなのです。
ただしこの宣言されたAにはリードとフォローに縛りがあります。
■宣言Aのスートがリードされたら、その保持者は他にそのスートのカードがあっても必ず1番目に宣言Aをフォローに出さなければならない。
■宣言Aはフォローにしか使用できず、ディスカードやリードに使用することはできない。

もし、ディクレアラーが序盤からペアを知っておきたい(相手に知られる事よりメリットが大きい)と判断した場合、宣言Aのスートをリードする事によって自分のペアを、つまり敵味方の全体像をはっきりさせる事ができます。
宣言者でないペア側(ディフェンダー)の1人が、そのスートをいきなりリードする事もあり得ますね。
切り札でないカードは1スートにつき6枚しかないからです。
仮に宣言Aがスペードだったとして、ディフェンダーの1人がスペードを3枚持っていた場合、Aともう1枚はディクレアラーペアが持っているので残りは1枚しかありません。
自分のペアがボイドである事を期待してリードする事もあるかも知れないのです。
この場合も宣言Aは必ず出さなければなりませんので、敵対関係ははっきりし、もしもう1人のディフェンダーがボイドであればディフェンダー側が、逆にそのスート(この場合はスペード)を1枚でも持っていればディクレアラー側が、最低でも11点を獲得する事になります。
もしディフェンダーがオープニングリーダーでしかも宣言Aのスートを4枚持っていた場合は、確実にぺアがボイドなのでそのスートでリードすべきですね。
(オープニングリードはディクレアラーが誰かに関わらず常にディーラーの左隣が行います。トリックは時計回り。)

この「Aゲーム」を教わってひとつ疑問に感じた事は、ディクレアラーとディフェンダーの初期条件があまりに対称すぎないかという事です。
ディクレアラーはスカートのようにウィドーを使えるわけでもなく、多く点数を取るといってもたった1点だけ。
ディクレアラーになってもならなくてもあまり変わらないのではないか、と思うんです。
唯一考えられる「Aゲーム」ディクレアラーの優位性は、片割れの1人だけは最初から全体像を把握している(自分がディクレアラーのペアである事を自分だけが知っている)ので、ディスカードによるヘルプを期待できる点にあるとは思います。
とすると、何であれとりあえずディクレアラーになった方が得なんじゃ・・・(^^;

どうやらその鍵は星取りに潜んでいるようです。
ドイツでは勝敗は紙に記さず直接チップ「など」でやり取りするそうです。
まずアンティを出し、ビッドの際にレイズできるシステムらしく、ここで非対称性を出すのかな、と思います。
つまり若干有利なディクレアラーをやる代わりに少し多く賭ける、などです。
残念ながらこの部分はトビやんの記憶がいまひとつはっきりせずわからずじまいなまま終わりました。
それでもゲーム自体はなかなか楽しめる良いゲームだと思います。
カードが少ない分、ナポレオンや打百分よりも簡単かも知れませんね。
その後「スートソロ」「Jソロ」「Qソロ」「ラムシュ」などを教わり、ディーラー抜けで5人で遊びました。

そしていよいよ【ドッペルコップ】へシフト。
もちろん点札を集める目的などはシャーフコップと一緒なのですが、カードがA・K~9を2組の48枚になり、そのうち26枚が切札という凄まじいゲームです。
しかもシャーフコップでは切札は通常ハートだったのに、ドッペルコップではダイヤになってました(^^;
J>QというランクもQ>Jに変わってました。。。
覚えづらいよー。
ペアの決め方はQを持っている人同士が組む、というシステム。
もちろんソロ(1対3)で戦うビッドがあればそちらを優先します。

1人でQ2枚持っていた場合はソロビッドが無いことを確認した後ディクレアーし、この後自分以外に最初にトリックをとった人とペアを組みます。

2パック使用のゲームなので、全く同じカードが2枚ありますが、これらが同じトリックで使われた場合、先に出されたほうが強いことになっています。
ただし最強カードとして君臨する10だけは後に出された方が強くなり、さらに切札のA(通常ダイヤのA・狐と呼ばれる)を2枚とも持っていた場合、狐は豚となり10を上回る最強カードになります。
豚の宣言(ハーべ・シュバイン)は切札のAをトリックに使うまで宣言する必要はありません。
その他、Jを「チャーリー」といい、最終トリックをチャーリーで取ると勝ち点が1増える、とかノートランプのビッドを肉無し(フライシュローゼス)と呼ぶなど、愛嬌もたっぷりです。

みんなルールのコピーを印刷してくるなどどうやら予習してきた様子(素晴らしい^^)で、ルールの割には結構スムーズに覚えられましたね。
スカートを知らない「考える猫」さんにとっては、スートの違う切札を理解するのが大変だったかも知れませんけど覚えきったようでした。さすがさすが^^

とは言えルールを覚えて終わってしまうにはもったいなさ過ぎるゲームですよね。
やはり何度も遊んでこそのゲームだと思います。
今回はあっという間の3時間でしたが、トビやんからナポレオンのリクエストもありましたし、次回以降も企画していきますのでまたみんなでたっぷりドッペルしましょう~
珈琲も美味しいしね^^
アフターもドイツのゲーム事情、外国から見た日本の話、日本から見たドイツの話、伝統ゲームの幻の話、その他色々話して盛り上がり、楽しかったです。
(あまりに盛り上がりすぎて終電を逃した人もいたようですね、約1名!)

また、第3回ネイティヴに教わる地元ゲーム企画として、ヤンファーの【炒地皮】講習も企画しますのでみなさん奮ってご参加下さい^^

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