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2011.01.23 フィプセン
スカートやドッペルコップだけじゃない
【フィプセン】

フィプセン


今回は久しぶりにトランプの話となります。
ドイツの小さな村で遊ばれているトリックテイキングゲームらしいですが、
この間草場さんに教えて頂き遊んだところ、結構オツな感じなトリックテイクだったので、ココで紹介します。

4人または3人で遊びますが、ここでは私が遊んだ4人ルールで紹介してみます。


■用意
はA~7まで、は7のみ、合計25枚のカードを使用します。

■目的
 
勝てる回数を宣言してその回数を勝ったら得点となり失敗すると失点します。
思宴会でおなじみになった【ファイブハンドレッド】に近い内容ですが、
回数ビット以外にも、様々なオプションビットがあり、それがこのゲームの特徴にもなっています。

■ディール

ディーラーは、左隣から3枚ずつ一周配ります。
次にウィドー(これはスカートと呼びます)を伏せて2枚置き、
今度は2枚ずつ一周配ります。
残った3枚は使いません。スカートと混ざらないようにして別に分けて、伏せて置いておきましょう。

■ビットと宣言
ビッドはディーラーの左隣から始め、勝ち抜き方式となります。
ビッドは【ファイブハンドレッド】同様、勝てるトリック数を宣言していきます。
最低トリック宣言数は2から言う事が出来、最高5まで宣言できます。
 
なお次の三つのオプションビットが出来ます。

ハンド:スカートを取らずにプレイ。
ルーテン:7を切り札をにしてプレイ。
ドゥルヒ:全勝する、つまりスラム宣言。5をビッドしたら自動的にこれも言ったことになる。

 このオプションビットを付けてビットを行うと、普通に宣言するよりも少し強くなります。
例)
A:「2」
B:「2のルーテン」
(2<2のルーテン)
ただし、追加オプションの数、種類は変わっても強さは同じですなので、ビット不成立です。
例)
A:「2のルーテン」
B:「2のハンド、ルーテン」
(2のルーテン=2のハンド、ルーテンなので、ビットは出来ない)

 ビットの流れは、もうお馴染み、【スカート】と同じ要領になります。ココがドイツらしい。


のプレーヤー(左回り順)でがディーラーとして、例を見てみましょう。

A「2」
B「2のルーテン」
A「はい」
B「3のルーテン」
A「パス」

「はい」と言うのが出てきましたが、
これは2+追加ビッド1つ(以上)で行うという宣言であって、必ずしも2のルーテンをしなければならないわけではありません。
2のハンドや2のドゥルヒでもいいということですね。もちろん2のルーテンでもOK。
ただし、スカートを遊んだ方はご存じだと思いますが、挑戦を受けた方は「はい」と言う事は出来ないという、【スカート】同様のルールがあり、
この場合、「はい」と言えるのは、だけです。
「はい」だけでなく、は自分でビットを上げることも可能です。
の内、どちらか競り勝った方が、の挑戦を受け、それに勝った方のどちらかが、の挑戦を受けます。
 もちろん、挑戦を受けた方は、「はい」と言う事は出来ません。
したがって、同じビットになると、優先順位はとなることがお分かりかと思います。
「パス」を宣言したら、そのビットには参加することは出来ません。
こうして、だれか一人になるまで行います。
なお、全員パスの場合は、配りなおしとなります。

■プレイ

ビッドに勝ち抜いた一人が、オプションビットでハンドを言ってなければ、スカートを取りるかどうか決めます。
もし、この時点で、スカートを取るのをやめた場合、ハンドのオプションビットが自動的に付きます。
ハンドの2枚捨てて切り札を決めます。この時に7を切り札にすると、自動的ルーテンがくっつきます。

 プレイは全く普通のマストフォローのトリックテイキング。
ランクはA>K>Q>J>10>9>8>7です。
ただ、宣言のトリックを達成したら、もうプレイはしません。
ただし、そこまで一度も負けていなければ、そこでドゥルヒを追加することもできます。
もちろんプレイを続けた挙句、1トリックでも負ければドゥルヒもろともビッド失敗になります。


■得点
 得点は宣言に勝った人だけだけにつきます。
宣言トリック分の点がそのままつくのですが、追加ビッドが一つあれば2倍、二つあれば4倍、三つあれば8倍の得点になります。
失敗した場合は、それらの更に二倍がマイナス点としてつきます。
つまり、2だけ宣言した場合成功すると得点は2点ですが、
2のルーテンの場合は、4点。
2のルーテン、ハンドの場合は8点そこにドゥルヒがくっ付くと、16点になります。
 その反面失敗した場合、-4点、-8点、-16点、-32点になってしいます。

■特殊宣言

☆キーカー
4と5の間の強さに位置しており、特殊なスラム宣言です。
ただし手札に絵札(KQJ)が一枚もないときにしか言えません。
キーカー宣言が勝った場合には、手札に絵札のないことを左隣に確認してもらってから、
スカートと使っていなかった3枚の計5枚のカードを手に取り、10枚から5枚を捨てて切り札を決めます。
ここでルーテンを宣言することももできます。
 5トリック全て取れれば10点、ルーテンなら20点です。失敗すれば-20点、ルーテンなら-40点です。

☆ジーベナーフィプス
手札に4枚の7と1枚のAのあるときに誰でもどんな時でも宣言できます。
一種の手役ですからプレーはせずに30点もらえます。
どんな時でも宣言できるので、カートを取ったあとや、キーカーで手札が10枚になったときでも、そういう状態になれば宣言できます。
この宣言がされた時点で、ディールセットとなります。

ビットの辺りが複雑な印象を与えますが、やってみると数回遊べば慣れて来ます。  
運の要素の強いゲームものの、「運だから」と割り切れる分、アグレッシブなビットが行いやすく熱い勝負が行えます。
【ファイブハンドレッド】と【スカート】のいいとこどりのビットシステムなので、この二つが難しいと思う人には丁度良く感じるかもしれませんね。
 また、一見するとメイクが難しいキーカーも、不利なカードを全取っ替、又はジーベナフィプスを決めて逆転!という十分事もあり得ます。(私もキーカー宣言をしてメイクしたことがあります。これは嬉しいですよ)
中々宣言系のトリックテイキングゲームは敷居が高いのですが、
「運」の要素がが大きい事によって、気軽に遊べる様に出来てます。
緊張感の高い【ファイブハンドレット】に疲れたあとは、ゆるゆるとコレを遊ぶのもイイかもしれませんね~。

(2011.03.10追記)

 最近発売されたニコリ134号にフィプセンのルールが掲載されました。
 ルールの違いとしては…、

・「ジーベナーフィプス」は雑誌では「ズィーベナー・フィップス」となってました。

・ビット時に同じ宣言を行うときに
「ハイ」でしたが雑誌では「ホールド」と宣言するとなっています。

説明の冒頭で、「ドイツのハンブルクの北にある小さなプリスドルフでのみ遊ばれている伝統ゲーム」と説明されていました。
ビックリするぐらいピンポイントだ(笑)
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